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地山
「地山〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
地山の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
を祀《まつ》る(『三国地誌』二三)、村田|春海《はるみ》の『椿詣での記』に、その
地山茶多しとあれば山茶を神としたものか。今井幸則氏説に、常陸《ひたち》筑波郡今鹿....
「自然現象の予報」より 著者:寺田寅彦
比して急激なる変化をも省略して近似的等温線あるいは等圧線を引くに過ぎず。例えば土
地山川の高低図を作る際に、道路の小凹凸、山腹の小さき崖崩れを省略するに同じ。これ....
「東京文壇に与う」より 著者:織田作之助
、東京の文化と、東京を通じて輸入される外来思想とのみに存して、自分たちの故郷の天
地山川や人情風俗は、眼中にないかの如くである。で、もしこれらの文学青年がああ云う....
「山吹」より 著者:泉鏡花
悶の色を顕しつつ)いや、仕事がある。(その駒下駄を投棄つ。) 雨の音|留む。 福
地山修禅寺の暮六ツの鐘、鳴る。――幕―― 大正十二(一九二三)年六月....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
立った。 但馬に散在する小敵の一掃は約一ヵ月で終った。もう七月に入っていた。僻
地山間の悪戦を続けたこの四十日ばかりの間に、秀吉以下、部将たちの顔も、真っ黒に陽....