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地温
「地温〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
地温の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梓川の上流」より 著者:小島烏水
まきの糸の中に、自分たちを葬るに違いない。
四
その夜は、上高
地温泉に泊った、六年前に来たときは、温泉は川の縁に湧いていて八十年前とかに建てた....
「上高地風景保護論」より 著者:小島烏水
このたび、松本市に開かれた信濃山岳研究会に、来会したのを、機会として、私は松本市から遠くない、上高
地温泉のために、温泉のためではない、日本アルプス登山の中心点のために、将《は》た....
「単独行」より 著者:加藤文太郎
々 一一・〇〇沢渡 一・三〇中ノ湯 三・一五―三・五〇大正池取入口 四・五〇上高
地温泉 中ノ湯附近は発電所入口や、水路工事などの人々が始終通るので、雪も少なく....
「槍ヶ岳第三回登山」より 著者:小島烏水
たが、見当らずにしまった(後にこの歩度メートルは、登山家某君に発見せられて、上高
地温泉宿に委托せられ、無事に持主の手に戻った)。今来た路の方を振り向くと、峡間の....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ばすなわち壊《こぼ》たず、もしそれ失念すれば卵すなわち敗亡す〉、これ古人が日熱や
地温が自ずから卵を孵すに気付かず、専ら親の念力で暖めると誤解するに因る)、〈雄上....
「谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
穂高岳より槍ヶ岳まで岩壁伝いの日誌(明治四十四年七月) 二十日 松本市より島々まで馬車、島々谷を溯り、徳本峠を踰え、上高
地温泉に一泊。 二十一日 穂高岳を北口より登り、穂高岳と岳川岳(西穂高岳)の切れ....
「話の種」より 著者:寺田寅彦
ン隧道附近にかなり多量のラジウムがあるという事がわかったそうな。同隧道の奥の方の
地温が著しく高いのはラジウムが発する熱のためではないかという説がある。 ....
「穂高岳槍ヶ岳縦走記」より 著者:鵜殿正雄
屋の内に這入って見ると、薄暗い、片すみに、二升鍋が一個と碗が五つ六つ、これは上高
地温泉で登山者のためとて、備品として置かれたもの、今後この小屋で休泊するものは、....