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地点
「地点〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
地点の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
と怪音が頭上に迫ったのと同時だった。晴彦に待避を命じて小さくなった。焼夷弾の落下
地点に耳をそばだてていると、佐伯さんのあたりに轟然と落下し、あたりに太い火柱が立....
「海底大陸」より 著者:海野十三
夫少年は、元気になって甲板に出られるようになった。 ルゾン号は、メリー号遭難の
地点と思われる海面を、ぐるぐるとまわっていた。 船底からは海底に向け、たえず信....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
の搭乗しております宇宙艇『宇宙の女王』号が遭難したもようであります。 その遭難
地点は、地球より約四千万キロメートルのところと思われます。 『宇宙の女王』号が金....
「戦話」より 著者:岩野泡鳴
冠山の中間にあるピー砲台攻撃に向た。二十日の夜行軍、翌二十一日の朝、敵陣に近い或
地点に達したのやけど、危うて前進が出来ん。朝飯の際、敵砲弾の為めに十八名の死者を....
「暗号音盤事件」より 著者:海野十三
イツ軍を圧迫し、本土奪還を企てようとし、そのときに役立つようにと、本土の外の重要
地点において用意|万端を整えておいたというわけだ。今われわれの関係している暗号の....
「宇宙尖兵」より 著者:海野十三
れは知らない。しかし一万トン級のロケットを飛ばすところから考えて、地球の上の他の
地点へ行くのでないことだけは確かだと思う」 「冗談じゃないぞ」 と、僕は叫んだ....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
一日とちょっとしか時間がない。研究班は総員でその準備にとりかかった。噴射艇の出発
地点というのが、○○航空隊のある村から、山道を五里ほどはいったところで、鬼影山と....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
なんです」 「ねえハバノフさん。驚いてはいけませんよ。この飛行島は、ぼんやりこの
地点に根をはやしているのではない。時速三十五ノットでもって移動ができるのですよ」....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
ちの山や森には山桜が満開でございました。走水は新井の城から三四|里ばかりも隔った
地点なので、私はよく騎馬で参ったのでした。馬はもちろん例の若月で、従者は一人の腰....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
出した疑問――われ等としては、これに証明を与えるべく全力を傾けるであろうが、ある
地点に達した時に、それ以上は、いかにしても実証を与うることが不可能である。汝も熟....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
穴のように真暗にしていた。この橋をわたるのは、世にもつらい責苦だった。まさにこの
地点で薄幸なアンドレは捕まったのであり、この栗や葡萄づるのかげに逞ましい郷士たち....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
祥地であるほかには本筋には何の連鎖もない。地理的にいえば、大塚と行徳と荒芽との三
地点から縄を引っ張った三角帯が『八犬伝』の本舞台であって、この本舞台に登場しない....
「荒蕪地」より 著者:犬田卯
がK川と名がついて、山あいの細長い耕地を流れ、それがさらにS川に合流しようという
地点……M盆地の最も肥沃と称せられる一角に位置する約百二十戸ばかりの部落の、いわ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
潮風に舞い飛ぶ。) 海鵝とは信天翁をいう。陸地を離るること一千六百マイル以上の
地点に来たり。インド洋の中心にありて、阿房鳥のひとり飛揚するを見て戯れによむ。 ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
、最外翼に保持せねばならぬ。将帥の慧眼が広茫数十里に至る波瀾重畳の戦場に於て決戦
地点を看破した後、初めて予備隊を移動するが如き事は不可能である。予備隊は既に会戦....