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均質
「均質〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
均質の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
できず、全く眠りに沈んだような有様であった。この溶合の状態(宇宙はここでは完全に
均質に溶け合った溶解物のように考えられているのである)がその終期に近づいたときに....
「自然界の縞模様」より 著者:寺田寅彦
ろいろな理由を知っており、持ち合わせているために、世界の万物はことごとく円や球や
均質平等であることから救われるのである。二十余年の昔、いろいろこういう種類のこと....
「方則について」より 著者:寺田寅彦
ぬ事のようであるが、自分はあながちそうとは思わない。 ガス体の方則などはガスを
均質な連続体と見做す時は至極簡単な意味のものであるが、これが沢山な分子の集合体で....
「地震雑感」より 著者:寺田寅彦
て、そこから各種の弾性波が伝播する現象に外ならぬのである。そして実際多くの場合に
均質な完全弾性体に簡単なる境界条件を与えた場合の可逆的な変化について考察を下すに....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
of Nations, vol. ii. table, p.188.
彼は平
均質の土地では、一アルパン当り七セチエの産額をもって大豊作の年とし、一アルパン当....
「指導者としての寺田先生」より 著者:中谷宇吉郎
その火花の形を飽《あ》かず眺めておられたことがあったそうである。そして先《ま》ず
均質一様と考うべき空気の中を、何故《なぜ》わざわざあのように遠廻りをして火花が飛....