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垂れ絹
「垂れ絹〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
垂れ絹の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
。そこにはヴァテカン美術館のそれにも劣らない一面の壁彫刻が微細に凹凸していた。|
垂れ絹はすべて五月の朝のSAVOY平野の草の色だった。壁画が霞んで、円天井の等身....
「源氏物語」より 著者:紫式部
うにここを去らねばならぬことを残念がった。はるばると長い列になって置かれた車の、
垂れ絹の風に開く中から見える女衣装は花の錦を松原に張ったようであったが、男の人た....
「源氏物語」より 著者:紫式部
を、 「少し静かに、しばらく静かに」 と制するようにして、ものを言う間に几帳の
垂れ絹を手で上げて見たが、まだほのぼのとしはじめたばかりの夜明けの光でよく見えな....
「源氏物語」より 著者:紫式部
の時に、右大将の入来を人が知らせに来た。居室にいた女房たちはいつものように几帳の
垂れ絹を引き直しなどして用意をした。姫君の母は、 「では私ものぞかせていただきま....