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埋蔵
「埋蔵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
埋蔵の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
近は純日本式の卓抜な方法が成功しつつある。楢崎式の如き、それである。満州国の鉄の
埋蔵量もすばらしい。石炭は日本内にも相当にあるが、満州国の東半分は、どこを掘って....
「雛妓」より 著者:岡本かの子
日名残り惜しそうにそれを眺めに行った。 「何百年の間、武蔵相模の土に亙って逞しい
埋蔵力を持ちながら、葡い松のように横に延びただけの旧家の一族に付いている家霊が、....
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
立てば、天津、北京の形勢を扼することが出来る。※川、章邱等に約十八億トンの石炭が
埋蔵されている。又、西二百数十哩の地には、山西の大炭田があり、全亜細亜蔵炭量の約....
「牡丹灯記」より 著者:田中貢太郎
ぞ逃るべき。 金蓮は、 伏して念う、某、殺青を骨となし、染素を胎と成し、墳※に
埋蔵せらる。是れ誰か俑を作って用うる。面目|機発、人に比するに体を具えて微なり。....
「時計屋敷の秘密」より 著者:海野十三
、いよいよ巨万《きょまん》の富をひとり占《じ》めするつもりで屋敷を後にして水鉛の
埋蔵《まいぞう》されている場所へ入ったが、それは私の思いちがいで、本当の
埋蔵場所....
「陽炎座」より 著者:泉鏡花
ではないらしい。 若紳士が言ったのは、例の、おいてけ堀、片葉の蘆、足洗い屋敷、
埋蔵の溝、小豆婆、送り提燈とともに、土地の七不思議に数えられた、幻の音曲である。....
「探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
りに来た者は、おそらく権七とおいねであったろう。父が想像した通り、かれらは何かの
埋蔵物を掘り出すために、幾たびか忍んで来たらしい。権七は女房を殺して、どこにか姿....
「決戦川中島 上杉謙信の巻」より 著者:坂口安吾
余はそれに無関心であった。余はこのたびの出陣に当り、余が修学の禅林の池底に秘かに
埋蔵して出発すべき秘密の誓文の文案をねっていたのである。それは次の如くできた。 ....
「穴」より 著者:岡本綺堂
りに来た者は、おそらく権七とおいねであったろう。父が想像した通り、かれらは何かの
埋蔵物を掘出すために、幾たびか忍んで来たらしい。権七は女房を殺して、どこにか姿を....
「怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
出す途中に於て、腹心の者と申し合せ、幾度にも切って人を替え、時を変え、黒姫山麓に
埋蔵したという筋道じゃ。それも頗る巧みなる遣り口でのう。腹心にはことごとく武田家....
「坑鬼」より 著者:大阪圭吉
の地底に繰り拡ろげられた黒い触手の先端は、もう海の底半|哩の沖にまで達していた。
埋蔵量六百万|噸――会社の事業の大半はこの炭坑一本に賭けられて、人も機械も一緒く....
「荒蕪地」より 著者:犬田卯
だろう。最近、あの山の向うに、君、調査して見るとアンチモンが何千万トンというほど
埋蔵されているんだ。アンチモンと言ったって、君らにはナンチモンか分るまいが、とに....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
ういう仔細があったか知らぬが、維新の際に七十万両の古金銀を石の蓋匣に入れて地中に
埋蔵したそうだ。八兵衛の富力はこういう事実から推しても大抵想像される。その割合に....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
横断して流れ、安岳は幾百の州国を縦貫してそびえている。その地中にはなお天与の富が
埋蔵されており、民間に誰が国防の計画を考えるのであろうか。茫々とひろがる沃野には....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
得るであろう。 鉄資源としては日本は砂鉄は世界無比豊富であり、満州国の鉄はその
埋蔵量莫大である。精錬法も熔鉱炉を要しない高周波や上島式の如き世界独特の方法が続....