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「城塁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

城塁の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ヤトラカン・サミ博士の椅子」より 著者:牧逸馬
しな》、日本への関門。そうです。十六世紀に、葡萄牙《ポルトガル》人がここの海岸へ城塁を築きました。それを、あとから和蘭《オランダ》の征服者が改造しました。そして....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
も、 まだその人らしいのに逢わなくってよ。 兵卒等 牆壁聳ゆる 堅固なる城塁よ。 傲り蔑する 気性ある少女子よ。 占領したきはこの二つ。 艱難困苦は大な....
三国志」より 著者:吉川英治
て逃げ去った。 郭淮は、兵糧の満載してある千余輛のそれを奪回して、まずよしと、城塁へ曳かせて帰ろうとしたが、もとより木牛流馬の構造や操作の法を知らないので、舌....
私本太平記」より 著者:吉川英治
を相手にしばらくは雑談だった。――それも、多くは兵事であった。山門はいまや堅固な城塁と何の変りもなかったのである。ひとたび中堂の大梵鐘が三塔十六谷を鳴り揺すれば....