執成し[語句情報] » 執成し

「執成し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

執成しの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
魔法修行者」より 著者:幸田露伴
は畏れたろう。その冷い、しゃちこばった顔付が見えるようだ。 で、諸大名ら人※の執成しで、将軍|義澄の叔母の縁づいている太政大臣九条|政基の子を養子に貰って元服....
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
は、松蔭大藏という奴、余程横着者でございます。扨其の歳の暮に春部梅三郎が何ういう執成しを致しましたか、伯父秋月へ話し込むと、秋月が渡邊織江の処へまいりまして相談....
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
行は推察の通りであると心に肯き、 奉「左様じゃによって幸兵衞を好きように主人へ執成し、柳に※諛い、体よく暇を取って、入谷へ世帯を持ち、幸兵衞を同居いたさせ置き....
照葉狂言」より 著者:泉鏡花
し、父様は旅の空。家来や小者はもうみんなが母様におべっかッてるんだから、誰一人|執成してくれようと云うものはなし、しかたがないので、そっとね、姉様が冤の罪を被せ....
後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
「さア何うぞ是れへお通り下さりませ、宜うこそおいで下さいました、定めし其許様のお執成しとは存じますが、何から何まで御配慮下さいまして、千万辱のう存じます」 喜....
紅白縮緬組」より 著者:国枝史郎
助けお助け! どうぞお助け! 髪を剃られてなるものか! ハテ皆様も見ておらずとお執成しくだされてもよかりそうなものじゃ!」 「やい、これ、吉兵衛の二心め! よも....