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「基本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

基本の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
生きている腸」より 著者:海野十三
せることも不可能ではあるまい――と、机上で推理を発展させたのである。 そういう基本観念からして、彼は詳細にわたる研究を重ねた。その結果、約一年前になってはじめ....
惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
あれ、私の経験もまたそれを裏書したものでなければならぬ。私の経験が若しその知識の基本となった経験と全然没交渉であったなら、私は到底それを自分の用い得る知識として....
演技指導論草案」より 著者:伊丹万作
く観察し、記憶していて、彼の演技の中へこれを移植しなければならぬ。 ○演技指導の基本的な二つの型として、おもに演技をやってみせる方法と、おもに説明に依拠する方法....
母子叙情」より 著者:岡本かの子
って結び付けることは浅はかだと思います。なぜなら、その本質はどこ迄も一元より更に基本性を帯びた根元の人間感覚では、空虚という絶対感に滅入してしまうより仕方のない....
海底都市」より 著者:海野十三
だ》し書《がき》がしてあるじゃないか。『世界|標準海面《ひょうじゅんかいめん》(基本水準面《きほんすいじゅんめん》)下《か》一〇〇メートル』とあるところを見ると....
未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
「あれは、おかしかったなあ。――しかし、それはそれとして、おれはやっぱりもぐらを基本とした地下戦車を設計するぞ」 岡部伍長は、自信あり気に、独言《ひとりごと》....
思い」より 著者:伊丹万作
しれないが、それでも寝たまま考えているよりはいくらかましであろう。 最初改革の基本案が発表せられてから、もう二週間以上にもなるかと思うが、いまだに成案の眼鼻が....
戦争責任者の問題」より 著者:伊丹万作
外国の力なしには封建制度も鎖国制度も独力で打破することができなかつた事実、個人の基本的人権さえも自力でつかみ得なかつた事実とまつたくその本質を等しくするものであ....
可能性の文学」より 著者:織田作之助
は、「アラモード」即ちモーデの祈りを意味する言葉を除けばすべて「キャッキャッ」を基本にして作られている、「キャッキャッ」という言葉は実に人間生活の万能語であって....
」より 著者:犬田卯
い……云々」という瘤礼讃の根拠を想い出した。それは彼もうすうす聞いて知っている村基本財産査閲事件――津本が県会議員をやめて「名村長」、大もの村長として自分の村に....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
り。すなわち、各国の大学はもちろん中学小学に至るまで、みなその国固有の学をもって基本とし、交ゆるに他邦の学のこれと関係を有するものをもってす。その国の学を保護し....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
に、自由アジアの解放と、自由アジアと西欧を結ぶ平和のかけ橋となることを日本外交の基本的方針として、自主独立の外交を展開して参らなければなりません。このことは、吉....
古事記」より 著者:太安万侶
と徳行について述べる。後半、古來の傳えごとに關心をもたれ、これをもつて國家經營の基本であるとなし、これを正して稗田の阿禮をして誦み習わしめられたが、まだ書物とす....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
になること)を勧めるのではないと弁解されました。ただ人間が忘れている大切な動作の基本法則を取り戻して、これを我々の日常生活や、いろいろの体育競技(例えば乗馬、競....
四つの都」より 著者:織田作之助
、神戸は日本の生産力の中心地で……」 三一 校庭。 清子が高等科の女の子に薙刀の基本動作を教えている。 「エイ!」 「オウ!」 「エイ!」 「オウ!」 やがて、....