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「堂舎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

堂舎の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
連環記」より 著者:幸田露伴
唱え、心に相好を観じ、行住|坐臥、暫くも忘れず、造次|顛沛も必ず是に於てす、夫の堂舎|塔廟、弥陀の像有り浄土の図ある者は、礼敬せざるなく、道俗男女、極楽に志す有....
死者の書」より 著者:折口信夫
った。 飛鳥の御世の、貴い御方が、此寺の本尊を、お夢に見られて、おん子を遣され、堂舎をひろげ、住侶の数をお殖しになった。おいおい境内になる土地の地形の進んでいる....
上野」より 著者:永井荷風
道線路の敷地となった処には維新前には下寺《したでら》と呼ばれた寛永寺所属の末院が堂舎を連ねていた。此処に停車場を建てて汽車の発着する処となしたのは上野公園の風趣....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
無《うむ》を疑はざるを得ざりき。泰西の都市にありては一樹の古木|一宇《いちう》の堂舎といへども、なほ民族過去の光栄を表現すべき貴重なる宝物《ほうもつ》として尊敬....