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堂衆
「堂衆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
堂衆の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
料人様衆、御小姓衆、御しょう堂様衆、御|同朋衆、御使者番、御右筆衆、御伽衆、御茶
堂衆に至るまで、その数およそ五百人、座を圧して居流れていた。尚三十人の蜈蚣衆――....
「雪の宿り」より 著者:神西清
わけた途端に貞阿は心をきめた。 玄浴主は深井坊という塔頭に住んでいる。いわゆる
堂衆の一人である。
堂衆といえば南都では学匠のことだが、それを浴主などというのは可....
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
いる提燈には――
音羽山清水寺
と、書いてある。
「てまえは、子安堂の
堂衆でおざるが……」
と提燈を縁において、使いの僧はふところから一通の書付をと....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
きないところから、自然、世路に充満していて、叡山みたいな法城にすら、ずいぶんその
堂衆中には、この類の浪人が化けこんでいるという。 とにかく、そんな手輩が、この....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
おおっとばかり、桂林坊の悪讃岐、中の坊ノ小相模、侍従の定快、伯耆ノ直源など、各※
堂衆四、五十をひきつれ、戦いの中へ割って入った。 でなくてさえ、山門勢の鋭鋒に....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
が、ひる頃。 はじめて、藤本坊の英憲やまた円宗院の法印|定宗らが、五百余人の
堂衆を後えにつれて、大床の下に来て伏し、 「まずは三千の衆徒、臨幸を厭んじたてま....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
なものがある。――この中に住む大衆のうちには、凶悪な前科者も、無頼な命知らずも、
堂衆といって、たくさんに交じっていたそうです。 もとよりすべてがではなく、たと....