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報知
「報知〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
報知の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
小児衆は、と尋ねると、二人とも乳母が連れて、土産ものなんぞ持って、東京から帰った
報知旁々、朝早くから出向いたとある。 「河野の父さんの方も、内々小児をだしに使っ....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
頃にこなくなった。これでこの頃、だいぶ身体が楽をしている。 一月九日 ◯「読売
報知」へ投稿の「軍情報と数字」がきょう掲載された。 ◯敵機は昨夜も来なかった。ど....
「春昼」より 著者:泉鏡花
をする。 向うも、伏目に俯向いたと思うと、リンリンと貴下、高く響いたのは電話の
報知じゃ。 これを待っていたでございますな。 すぐに電話口へ入って、姿は隠れ....
「○○獣」より 著者:海野十三
リしているのは見る見るうちに東京ビルが崩れてゆくという奇怪な出来ごとだった。火災
報知器が鳴らされた。ものすごい物音に起きてきた野次馬の一人が、気をきかしたつもり....
「第二菎蒻本」より 著者:泉鏡花
、恋しい情が昂って、路々の雪礫に目が眩んだ次第ではない。 ――逢いに来た――と
報知を聞いて、同じ牛込、北町の友達の家から、番傘を傾け傾け、雪を凌いで帰る途中も....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
でございましょうか、ある日私が例の通り御神前で修行して居りますと、突然母の危篤の
報知が胸に感じて参ったのでございます。斯うした場合には必らず何等かの方法で
報知が....
「明治十年前後」より 著者:淡島寒月
料をとっていたように記憶する。(斎藤緑雨なども、この若菜貞爾にひきたてられて、『
報知』に入ったものである。) これらの人々によって、その当時演芸道の復活を見た....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
を防いで置いて、さらに僕の命をまって貰いたい。 来月の僕の手紙は足下から何とか
報知のあるまで延して置く。きのうようやく印鑑が来たという話があった。今、印鑑届お....
「葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
いたのを、寝ていると思った父親が聞き取って、女が帰って明くる日も待たず自殺した。
報知を聞くと斉しく、女は顔の色が変って目が窪んだ、それなりけり。砂利へ寝かされる....
「妖怪学」より 著者:井上円了
の要を摘載して説明を付すべし。まず、その使用法の大略を説示せんとす。当時、某氏の
報知によるに、 (前略)その法、生竹の長さ一尺四寸五分なるもの三本を作り、緒をも....
「妖怪学一斑」より 著者:井上円了
び諸君の御集会の席へまかり出て、お話し申そうと思います。(大喝采) 出典 『教育
報知』第二七一号、明治二四(一八九一)年七月四日、二―七頁、尾張捨吉郎速記。....
「妖怪報告」より 著者:井上円了
難きものを掲載し、一は館員中事実報告の参考となし、一は館員よりこれに対する意見を
報知せしめ、妖怪研究の一助となさんとす。よって今後は、ときどき妖怪事実を本誌に記....
「妖怪玄談」より 著者:井上円了
櫃の蓋の上に風呂敷を覆えば、なおよく移るなり。 また、茨城県太田町、前島某氏の
報知によるに曰く、 (前略)竹の長さを九寸三分か、あるいは七寸三分に切りて、三本....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
婚を約するものは、その結婚の期日にさきだちて(通常五週間前)、これをその檀那寺に
報知し、その寺にて毎日曜続きて三回、礼拝の節これを聴衆の前に報告し、異見故障ある....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
と思ふ間に、はや我国の冬は来にけり 当夕、無線電信にて東京なる自宅へ向け延着を
報知す。 十九日、晴れのち曇り。午後より暴風雨となり、電光を見る。終夕眠るあた....