塋域[語句情報] » 塋域

「塋域〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

塋域の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
ば立ち留まりては新しき墓標を読みつつ、ふと一等墓地の中に松桜を交え植えたる一画の塋域の前にいたり、うなずきて立ち止まり、垣の小門の閂を揺かせば、手に従って開きつ....
細木香以」より 著者:森鴎外
香以は病に臥して、十日に瞑目した。年四十九。法諡は梅余香以居士。願行寺なる父祖の塋域に葬られた。遺稿の中に。 冬枯れてゐたは貴様か梅の花 紅梅に雪も好けれど加減....