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「塚本〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

塚本の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:太宰治
亡す者、敵、大なる竜、古き蛇、等である。以下は日本に於ける唯一の信ずべき神学者、塚本虎二氏の説であるが、「名称に依っても、ほぼ推察できるように、新約のサタンは或....
パウロの混乱」より 著者:太宰治
約束を守らぬということ。 その他、到れり尽せりの人身攻撃を受けたようである。(塚本虎二氏の講義に拠る。) 今官一君が、いま、パウロの事を書いているのを知り、....
今朝の雪」より 著者:宮本百合子
峯子に、遠い曠野を被う雪の森厳な起伏と、這う明暗とを想わせた。 峯子の婚約者の塚本正二は出征していて、もう三月ほど前のたよりに、その土地に降った初雪のしらせが....
播州平野」より 著者:宮本百合子
って貰えるかしら」 二つの書留速達と赤インクで書いた封筒を出した。 「ともかく塚本さんと永田さんに、頼もうと思うの。様子によっては永田さんにあっち迄行って貰っ....
映画雑感(Ⅳ)」より 著者:寺田寅彦
なるであろうと思われる。 (昭和十年四月、渋柿) 十二 映画錯覚の二例塚本閤治氏撮影の小型映画を見た時の話である。たしか富士吉田町の火祭りの光景を写し....
昔の思い出」より 著者:宮本百合子
二三歳の時分、よく『文章世界』を読んだことを覚えている。その頃の『文章世界』には塚本享生、片岡鉄兵、岡田三郎、塚原健次郎などという人達が始終投書していて、いつで....
作家の像」より 著者:太宰治
前は、「熊の手」ということになっている。いたわり撫でるつもりで、ひっ掻いている。塚本虎二氏の、「内村鑑三の思い出」を読んでいたら、その中に、 「或夏、信州の沓掛....
怒りの虫」より 著者:豊島与志雄
された。 木山が控室の方にはいりかけると、そこでお茶を飲んでいた数人の中から、塚本夫人がつと立って来て、彼の腕を捉えた。そして囁いた。 「明日、午後、事務所の....
乾杯」より 著者:豊島与志雄
ったのでしょうか。」 言われてから、彼もそれを思い出しました。 宴席の間を、塚本老人がしきりに斡旋してまわっていたことは、山川正太郎にとっては、眼に余るとい....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
にわたって結婚の儀を申し入れて叱られるような賑やかな出来事があって、そのアゲクに塚本のデブチャンという非常に義侠心に富み、働けど働けど女房に軽蔑され、また常に失....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
だ》、馬場下《ばばした》の願満祖師《がんまんそし》のおかえり、鍋島さまのほうは大塚本伝寺《おおつかほんでんじ》のおかえりでございました」 「外糀町口の木戸をとお....
東京宝塚劇場の再開に憶う」より 著者:小林一三
のを、千秋の思いで待ちこがれていたのは、私のみではないと信じます。今後、東宝の宝塚本営として、私が創設しました四十年昔の宝塚の理想を発揮しうる時代が来ることを確....
法隆寺再建非再建論の回顧」より 著者:喜田貞吉
の論文を発表せられた。これは再建論としてもことに極端なもので、同じ建築学者仲間の塚本靖君から、たちまち同誌上で反駁があり、伊東君また同誌に「元禄年間に於ける法隆....