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塩原多助
「塩原多助〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
塩原多助の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「里芋の芽と不動の目」より 著者:森鴎外
るのである。 製造所の創立第二十五年記念の宴会が紅葉館で開かれた。何某の講談は
塩原多助一代記の一節で、その跡に時代な好みの紅葉狩と世話に賑やかな日本一と、ここ....
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
、われわれは山川草木を愛していたとその同じ心でボイラーを愛しエンジンを磨く。昔は
塩原多助が馬のために泣いたが、今はキートンが機関車と別れを惜む。紳士は十六ミリ映....
「農村」より 著者:宮本百合子
名)さ芝居が掛りましたぞえ、東京の名優、尾上菊五郎ちゅうふれ込みでない。外題は、
塩原多助、尾上岩藤に、小栗判官、照手の姫、どんなによかろう。見たいない。 祖....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
から、私は高坐における此の人をよく識っている。例の「牡丹燈籠」や「|累ヶ淵」や「
塩原多助」も聴いている。私の十七、八歳の頃、即ち明治二十一、二年の頃までは、大抵....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
つきを烙きつけられているのだ。箱根霊験記の忠僕筆助、朝顔日記のみゆきの乳母朝香、
塩原多助と青、忠臣蔵の平右衛門――こうしたものを聞かされていては、目下の者にやさ....
「円朝花火」より 著者:正岡容
、小相英太郎、今村次郎の速記をもって「牡丹燈籠《ぼたんどうろう》」「安中草三」「
塩原多助」「美人の生埋」「粟田口」「乳房榎《ちぶさえのき》」「江島屋」「英国孝子....
「我が円朝研究」より 著者:正岡容
中草三郎《あんなかそうざ》)」や「粟田口霑笛竹《あわたぐちしめすふえたけ》」や「
塩原多助一代記《しおばらたすけいちだいき》」もまた逸《はず》すべからざる代表作品....
「十六、七のころ」より 著者:永井荷風
『京伝傑作集』や一九の『膝栗毛』、または円朝の『牡丹燈籠《ぼたんどうろう》』や『
塩原多助』のようなものは、貸本屋の手から借りた時、披《ひら》いて見たその挿絵が文....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
り開場。八百蔵、猿之助、勘五郎、芝鶴ら出勤。 ○一月、歌舞伎座にて三遊亭円朝の「
塩原多助一代記」を脚色して上演。菊五郎の多助、馬の別れが大好評。それより円朝その....