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塩田
「塩田〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
塩田の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虚構の春」より 著者:太宰治
て、御迷惑を省みず、狎書《こうしょ》を差し上げる次第です。友人の松村と言う男が、
塩田カジョー、関タッチイ、大庄司清喜、この三人そろって船橋のお宅へお邪魔した際の....
「吉良上野の立場」より 著者:菊池寛
すな」と、畠山がいった。 「この頃の七、八百両は、こたえます」 「しかし、貴殿は
塩田があって裕福だから」 「そう見えるだけです」 「いや、五万三千石で、二百何十....
「蠅男」より 著者:海野十三
為になりませんよ」 「ナニ為にならん。お前は脅迫するか。儂は云わん、知りたければ
塩田律之進に聞け」 「えッ、
塩田律之進というと、アノ鬼検事といわれた元の検事正塩....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
出した。十勝の山奥に来て薩摩琵琶とは、思いかけぬ豪興である。弾手は林学士が部下の
塩田君、鹿児島の壮士。何をと問われて、取りあえず「城山」を所望する。今日は九月二....
「怪塔王」より 著者:海野十三
軍艦や乗組員にあたえたかを調べる係なのです。 検察隊長は、この軍艦の第一分隊長
塩田|大尉でありました。この大事件とともに、艦長|安西大佐から命ぜられたものであ....
「赤格子九郎右衛門の娘」より 著者:国枝史郎
「プッ」とお菊は吹き出した。 「この寝顔のだらしなさ。昔の奉行が聞いて呆れるよ」
塩田の忠蔵身の上話 コツコツコツコツと部屋の襖を窃と指で打つ者がある。 「忠さ....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
す。その人たちというのは、山高信離、山本五郎、納富介次郎、松尾儀助、大森|惟中、
塩田真、岸|光景等十人足らずの諸氏でありました。この人たちは日頃から逢えば必ずこ....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
協会の会員の方にある。幸い、美術協会の関係で予て協会員として懇意の人々のこと故、
塩田真氏、前田健次郎氏、平山英造氏、大森惟中氏などを頼んで相談相手となってもらい....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
を得ました。また了解を得られたことは至当のことであったと思います。そこで、大森、
塩田、前田などの学者側の人と相談をして「東京彫工会」と命名したのでありました。 ....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
会の成立について、特に尽力をされた人々は旭玉山、石川光明、島村俊明、金田兼次郎、
塩田真、前田健次郎、大森惟中、平山英造の諸氏で、事務所は仮りに玉山先生の自宅に置....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
うので、幹部へ持ち込んだものですから幹部の山高信離、松尾儀助、岸光景、山本五郎、
塩田真、大森惟中諸氏の手に掛かることになりました。 幹部の方々はその事を協議さ....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
へ追い出され、静粛にしておりました。 すると、やや暫くして、会場の方に当って、
塩田真氏が擦り足であっちこっちを駆けているのがこっちから見えました。その容子は何....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
シカゴの博覧会出品に間に合ったことであった。 米国シカゴの博覧会には、日本から
塩田真氏などが渡米されました。私の老猿の彫刻は日本の出品でかなり大きい木彫りであ....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
にいた人で越前|三国の出身滝川という人を弟子にしました。これは毎度話しに出た彼の
塩田真氏の世話で参った人であります。三年ばかり宅にいました。この人もまた実に不思....
「周防石城山神籠石探検記」より 著者:喜田貞吉
を見、妙見宮のほとりに至れば、そこには県会議員難波作之進君、当社社司石原堅磐君、
塩田村長田中邦五郎君、同村小学校長石川健輔君はじめ、有志の方々十余名一行を待ち合....