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塾長
「塾長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
塾長の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
塾だなどと名前からしていやだ) 塾といっても、教師は居らず、ただ三年生の中田が
塾長の格で塾生を監督し、時々行状を大阪の「出資者」(――と豹一は呼んでいた――)....
「ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
は」 「さようなら」 光一はたまらなくなって逃げだした。 「ばかにしてやがる、
塾長があんな風だから弟子共までろくなものがない、あん畜生! チビのやつ、どこへい....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
七十六 ああして、与八の私塾はようやく盛んになって行きます。
塾長たる与八は、自家の彫刻もやり、子弟の教育もやり、医術をも施したが、今度は偶像....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
が、同塾生は過半薩州人で、他に高松藩とか、鯖江藩とか、肥前鹿島藩とかの人もいた。
塾長は小牧善次郎で、後昌業といって、現今は御侍講を勤めて誰れも知る人だ。また宮内....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
りませんが……」 「まだ?」 「ええ、しかし、もうすぐお見えだと思います。」 「
塾長は?」 「おられます。」 「じゃあ、
塾長でもいいから、そう取り次いでくれたま....
「宝塚生い立ちの記」より 著者:小林一三
に印象に残っている。お光さんは潮田傳五郎工学士の奥さんになられた方で、現在の潮田
塾長のお母さんである。 女はいくら利口であっても、女らしさを失ったらダメだ。私....
「慶応義塾新議」より 著者:福沢諭吉
。 一、社中に入らんとする者は、芝|新銭座《しんせんざ》、慶応義塾へ来り、当番の
塾長に謀《はか》るべし。 一、義塾読書の順序は大略左の如し。 社中に入り、先ず....
「樹氷」より 著者:三好十郎
第11回 壮六 喜助 お豊 金吾 金太郎(幼児) 辰造 山崎(
塾長) 生徒一 その他生徒達六七人 音楽 壮六 (老年になってからの、語り....
「福沢諭吉」より 著者:高山毅
、力もついてきました。こうして、三|年たつうちに、諭吉は、先生からみとめられて、
塾長になりました。 けれども、諭吉は勉強の虫になったわけではありません。おおい....