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増幅
「増幅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
増幅の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
は全く何の成果もあがらなかった。漸くにしてこの三年間、教授はこれを受信し、それを
増幅することに成功したが、しかしその結果はこれまで発表せずに至った。それはその実....
「宇宙女囚第一号」より 著者:海野十三
ニング》して、電流に直して送りだすのだ。それを受影する方では、まず受信した電流を
増幅して、ブラウン管のフィラメントに加える。すると強い電流がきたときは、フィラメ....
「赤外線男」より 著者:海野十三
ジをねじこんでいたダリアが、頓狂な声を張りあげた。 「どうしたんだい」深山学士は
増幅器の向うから顔を出した。 「とても面白いですわ。先生のお顔を右の眼で見たとき....
「映画の世界像」より 著者:寺田寅彦
。それが時を逆転した映画の世界では反対に、静止した振り子がだんだん揺れ出し次第に
増幅するのである。もっと一般に言えば宇宙のエントロピーが次第に減少し、世界は平等....
「霊魂第十号の秘密」より 著者:海野十三
いて、目盛盤をまわしても、受信回路の同調を破ったり、ストレー・フィールドを作って
増幅回路へ妨害を与えたりすることはない。この金網は、じつは天井も床も四方の壁をも....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
るということ、脳のはたらきです。脳がはたらくと、一種の電波をだします。その電波を
増幅《ぞうふく》して放送します。それを受信して、復語器《ふくごき》を使って日本語....
「超人間X号」より 著者:海野十三
、脳波と名づける一種の電波が出てくるから、それを受信するのである。受信した脳波は
増幅《ぞうふく》して別の人間の脳髄の中に入れる。するとはじめの人間が考えているこ....
「火星探険」より 著者:海野十三
ほどのうれしさに包まれた。彼は自動車のスピードをできるだけゆるめた。そして電蓄の
増幅器のつまみをひねって、音を一段と大きくした。 自動車は遂に火星人の群の中に....
「火星兵団」より 著者:海野十三
えたはずだが、今日は、ぴいっという、うなりの音も出ない」
新田先生は、さらに、
増幅器を加えたりしたが、空間は、寝しずまったようにしずかであった。
「だめだねえ....
「人造人間事件」より 著者:海野十三
の機械人間の心臓も肺臓も、まさにチャンと活動しているのであった。 「――こっちが
増幅器で、こっちが継電器ですよ」と馬詰はドライバーの先で機械を指した。 「これが....
「脳波操縦士」より 著者:蘭郁二郎
鋭敏な電極をもって、その確かに存在していることが確かめられるばかりでなく、それを
増幅して、オッシログラフに取ることも出来るのです――。ところが、そのオッシログラ....
「人造物語」より 著者:海野十三
クロフォンが備えつけてあり、それを通じて、音声が電流となり、その電流を、ラジオの
増幅器と同じもので大きい電流に直し、それを選択器に入れて、人造人間に言われた命令....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
意とその適当な顫動の機会とを要求しているものと、考えざるを得ない。他の種の顫動が
増幅される時にはおそらくこの歯痛による顫動が入り込む余地がなくなり、またはそれは....
「レコード蒐集」より 著者:兼常清佐
せん。電気機械のいろいろの条件でいろいろ変るものです。あのレコードを非常に高級な
増幅装置をもった再生機で聞く人と、小さいポータブルぐらいで聞く人と同じようにコル....