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「増派〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

増派の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
赤外線男」より 著者:海野十三
ろうネ。……イヤ怒らすつもりは無かったけれど、あまり意外なのでねェ……じゃ署員を増派する。しっかり頼むぞッ」 ガチャリと電話機を掛けると、当直は慌ただしくホー....
三国志」より 著者:吉川英治
北国勢に仕立て、柵門を通るたびに袁将軍の直属|蒋奇の手の者であるが、兵糧の守備に増派され、烏巣へ行くのだと答えれば――夜陰といえども疑わずに通すにちがいありませ....
三国志」より 著者:吉川英治
したら野に虎を放つようなものでしょう」 と荀※らにも励まされてか、俄然数万騎を増派して、みずから下知に当り、 「どこまでも」と、その急追をゆるめないのであった....
三国志」より 著者:吉川英治
は入蜀のことに没頭して、呉を顧みるに暇なければ、ここ絶好な機会です。さらに大軍を増派し、一挙に呉国をお手に入れてしまわれては如何です。玄徳なく、ただ魏と呉との対....
三国志」より 著者:吉川英治
ず、この上は、のるかそるかの一戦をこころみ、一方、成都に急を告げて、さらに大軍の増派を仰ごう」と、いきりぬいた。 名将張任は、沈痛にいった。 「それもよいが、....
私本太平記」より 著者:吉川英治
られたまま、あがきを失っている六波羅の窮状をみると、右馬介にも、第四次の関東軍の増派はまちがいないものと信じられた。――しかもこんどこそは、足利家にもいやおうな....
私本太平記」より 著者:吉川英治
ぜて、たかをくくッていたほどだった。 もちろん高氏以外に、鎌倉からの援軍は刻々増派されているものと観、まったく、ここをすてて六波羅の救援に駈けつけるなどの戦法....