増長天[語句情報] » 増長天

「増長天〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

増長天の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
唄立山心中一曲」より 著者:泉鏡花
われあって、二人を待って、対の手戟の石突をつかないばかり、洋服を着た、毘沙門天、増長天という形で、五体を緊めて、殺気を含んで、呼吸を詰めて、待構えているんでがし....
五重塔」より 著者:幸田露伴
七神祭りて、その次の清鉋の礼も首尾よく済み、東方提頭頼※叉広目天王、南方毘留勒叉増長天、北方毘沙門多聞天王、四天にかたどる四方の柱千年万年|動ぐなと祈り定むる柱....
増長天」より 著者:吉川英治
之進も、その血相には気をのまれた。よく山の者が久米一の傲慢増長を憎んで、かげ口に増長天王と悪口をいっているが、かりそめにも、この大川内で窯焚きの上手では右へ出る....