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「声を潜める〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

声を潜めるの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
山の手の子」より 著者:水上滝太郎
く母は寝所を出ない身となった。家内の者は何かしら気忙《きぜわ》しそうに、物言いも声を潜めるようになり相手をしてくれることもなくなった。私の乳母さえも年役に、若い....
魔都」より 著者:久生十蘭
恐いことなんかありゃしないじゃないか」 山木は今にも泣き出しそうな顔になって、声を潜めると、 「恐いことがあるんだ。……実は、ここに持っている」 踏絵は、え....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
いったいその伝二郎さんが何をどうしたってんだい?」 「じつはね、親分、」と甚八は声を潜める。「実あお耳に入れようと思いながら、ついうっかりしてましたのさ。」 「....