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「声柄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

声柄の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
見ますると、障子に人の影が映って居ります。 祖「はてな、此方にいるのは女のような声柄がいたす」 と密と障子の腰へ手をかけて細目に明けて、横手から覗いて見まする....
敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
照「私は彼の時は元服前で見忘れたろうが、私は何うも見た様だと思い、お前が口を利く声柄で早く知れましたよ」 きん「誠に何うも思掛けない、まア/\旦那様御機嫌宜しゅ....
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
、二組に分れて言い争っているらしかった。その一組は呼吸の通っている人達とみえて、声柄に何の変りもなかったが、今一つの組が肉身を具えたこの世の人たちでなかったのは....
真鬼偽鬼」より 著者:岡本綺堂
な芝居でもやりかねません。近所の者の話によると、伊兵衛と伊八は兄弟だけに顔付きも声柄もよく似ているということです。」 「それからお園という女も調べたか。」 「天....