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売方
「売方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
売方の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三四郎」より 著者:夏目漱石
を見送って、あれは腸カタルに違いないと三四郎に教えてくれた。 与次郎に切符の販
売方《はんばいかた》を何枚頼まれたのかと聞くと、何枚でも売れるだけ頼まれたのだと....
「茸の舞姫」より 著者:泉鏡花
内到る処の魚屋の店に、春となると、この怪い魚を鬻がない処はない。 が、おかしな
売方、一頭々々を、あの鰭の黄ばんだ、黒斑なのを、ずぼんと裏返しに、どろりと脂ぎっ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ゃい」
「では、お引取りを願うことに致しまして……」
買手は置いて行けと言い、
売方はお引取りをねがいましょうと言いながら、まだどちらからも襖を開こうとはしない....
「私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
ばならぬ。 都会地での魚屋が盤台を担いでお得意廻りをすることは、昔から一つの商
売方法である。暢気な昔ならばこれもよかろうが、今日公設市場や百貨店の様な近代的経....