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変速
「変速〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
変速の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「坑夫」より 著者:夏目漱石
だ。どてらはこの時もう第二の饅頭を平らげて、第三に移っている。自分に比較すると大
変速力が早い。そうして食ってる間は口を利《き》かない。働く事も儲《もう》かる事も....
「五色温泉スキー日記」より 著者:板倉勝宣
は大抵雪に埋まってしまった。やがて自分の番なので決心を固めて滑り出すと、果して大
変速くなった。みんなのスキーが遅くなる辺でもこっちのスキーは大変な勢いだ。たちま....
「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」より 著者:ホーソーンナサニエル
見ると、灰色の霧であって、からだが冷たく濡れるのでした。しかし、彼等の飛び方は大
変速かったので、すぐに雲を抜けて、また月光の中に出るのでした。高く飛んでいた鷲が....
「北斎と幽霊」より 著者:国枝史郎
たところであってまだ装束を脱ぎもしない。 「北斎の絵が描けて参ったと? それは大
変速かったの」 豊後守は満足そうに、こう云いながら手を延ばし、使者に立った侍臣....