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「夏至〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

夏至の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
テネス(Eratosthenes 紀元前二七五―一九四年)はアレキサンドリアで、夏至と冬至の正午における太陽の高度を測定し、それを基にして南北回帰線間の距離が地....
旅日記から」より 著者:寺田寅彦
に行く。案内のじいさんを三リラで雇ったが、早口のドイツ語はよく聞き取れなかった。夏至の日に天井の穴から日が差し込むという事だけはよくわかった。ステインドグラスの....
十二支考」より 著者:南方熊楠
恐る、故にポンツスに産せず、また他の畜《けだもの》通り、春分を以て交わらしめず、夏至において交わらしむと。バートン言う、この説|理《ことわり》あり、驢は寒地で衰....
『尚書』の高等批評」より 著者:白鳥庫吉
夷に居らしめ、星鳥の中するを以て春分を定め、羲叔を南交にやりて星火の中するを以て夏至を定め、和仲を昧谷におきて星虚の中するを以て秋分とし、和叔を朔方にをらしめて....
」より 著者:斎藤茂吉
あった。昭和二十三年になった。春の彼岸あたりは蚤が出るかとおもうと、蚤が出ない。夏至ごろになったら蚤が出るとおもうとやはり出ない。僕は汗をかきながら、蚤のいない夏床のうえに眠ることが出来た。....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
にからりと晴れてしまう。夏の地面は、子供の頬《ほお》と同じくすぐにかわきやすい。夏至に近いま昼の光は刺すがようである。それはすべてを奪い取る。執拗《しつよう》に....
パリの地下牢」より 著者:野上豊一郎
う。戦争の直前ハイデルベルヒに行ったら、あの美しい城内の広場でシェイクスピアの『夏至《げし》の宵祭の夢』を野外劇として演じ、特にイギリス・アメリカの訪問者を歓迎....
剣侠」より 著者:国枝史郎
「それには訳がございます。……ご承知のこととは存じますが、木曽福島には毎年|半夏至の候、大馬市がございまして、諸国から馬持や博労が集まり、いくらとも知れないた....
釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
そうたいさんしょしゅうのえんざんへぶんざんこれあるべくそうろう》 文久元酉年夏至 町年寄一同 大小天狗中 降魔神中 彦兵衛は....
はつ恋」より 著者:神西清
そこに立ち尽した。……稲妻はほんの束の間もやまなかった。俗にいう雀の夜――つまり夏至頃の短か夜である。わたしは、ひっそり静まった砂原や、ネスクーチヌィ公園の黒々....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
は注意する必要がある。四月二十二日。六月七日。九月一日。十月十五日。十一月一日。夏至。冬至。....