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「夕張〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

夕張の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
け一緒になって世帯を持った。二週間の後彼女はコックのために酌婦に売り飛ばされて、夕張《ゆうばり》炭田に行き、コックは世帯道具を売って、ある寡婦《やもめ》の家へ入....
蟹工船」より 著者:小林多喜二
た。「仲間さ入れて貰えます」 後で分ったことだが、この男は、船へ来るすぐ前まで夕張炭坑に七年も坑夫をしていた。それがこの前のガス爆発で、危く死に損ねてから――....
工場細胞」より 著者:小林多喜二
僕らの運動は絶対にあり得ないのだ。早い話が、この近所に小さい争議を千回起すより、夕張と美唄二つだけの炭山にストライキを起してみろ。日本の重要産業がピタリと止まっ....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
に切れぬアイヌの悲哀が身にしみる様だ。下富良野で青い十勝岳を仰ぐ。汽車はいよ/\夕張と背合わせの山路に入って、空知川の上流を水に添うて溯る。砂白く、水は玉よりも....
近世快人伝」より 著者:夢野久作
話だ。……その頃まで北海道の砂金といったらカリフォルニヤの向う張る勢いで、しかも夕張川の上流の各支流の源泉附近は到る処、砂金ならざるなしという評判で、全国の成金....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
滝の上の三船山 おっしゃらしゃらしゃら しゃあらしゃら カマキリ三枚 飛び飛んで夕張丘《ゆうばりおか》へ蟇《がま》が出た 葛城山《かつらぎやま》へ虹《にじ》が出....
学問ある蛙の話」より 著者:知里真志保
ホロカナイ(却流川) ※石狩国空知郡 ホロカアシュペッ(却流ノ立川) ※石狩国夕張郡 ホロカユーパロ(却流ノ湯口川)シーホロカペツ(却流川登川村の原名) ※(....