外務大臣[語句情報] »
外務大臣
「外務大臣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
外務大臣の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海底大陸」より 著者:海野十三
見せた。 「そんなことはありません。失礼のないように十分に心がけます。わたし――
外務大臣ランタの名誉にかけてちかいます」 「そうですか。そんならいいのです」 ....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
と戦争が起こるでしょう、日本が勝つでしょう、そうするとね、お千鶴さん宅の兄さんが
外務大臣で、先方へ乗り込んで講和の談判をなさるでしょう、それから武男が艦隊の司令....
「惜別」より 著者:太宰治
安だ。早く調べて、報告してくれ。」 私は自分の財布を取出し、嚢中の金額を調べて
外務大臣に報告した。 「よし、大丈夫だ。それだけあるなら大丈夫だ。僕にも、五、六....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
しく、陸軍省ではこれの代案として、軍司令官と駐満大使との二位制にし、大使を特別に
外務大臣から独立させて総理大臣直接の監督下に移し、内閣に対満事務局と云ったものを....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
塞でもリスボンでもハンブルクでもリヴァプウルでも、未知の日本人――そして日本帝国
外務大臣発行の旅券を持たない人々――のあいだの最初の会話は、魔窟でも酒場でも波止....
「華々しき瞬間」より 著者:久坂葉子
親は、戦後、相ついで死んだのだが、関西では有名な金持で、宮中の侍従武官某氏や、元
外務大臣某氏と親類である。ピアノは二台とも土蔵にあって焼けのこり、その一台をここ....
「カストリ社事件」より 著者:坂口安吾
ぞ。これでなくちゃ、いかんぞ、日本は、外務省などに、まかして、おけん。オレは民間
外務大臣みたいなものだぞ。国際親善の実をあげておる。いゝか。これを見よ。オレはだ....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
ます露骨になり、日本に対し無礼の事柄が少なくなかったので、さすが事勿れ主義の石井
外務大臣もついに勘忍袋の緒が切れたのであろう、俄然態度を硬化し、両志士を秘かに保....
「外務大臣の死」より 著者:小酒井不木
たD外相暗殺事件もその一例です」 私の頭の中に、一昨年九月二十一日の夜に起った
外務大臣暗殺事件の記憶がまざまざと甦った。当時多数の嫌疑者が拘引されたけれども証....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
三十六年は明治の劇界に取って最も記憶すべき年であらねばならない。明治二十年の井上
外務大臣邸における演劇天覧と、三十六年における団菊両優の死と、この二つの事件は明....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
ェが来た時、二葉亭が一枚会合に加わっていたらドウだったろう。あの会合は本尊が私設
外務大臣で、双方が探り合いのダンマリのようなもんだったから、結局が百日鬘と青隈の....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
そこで大王は語端を改め「誰があなたを我が国及びチベットに送ったのであるか。貴国の
外務大臣かはたまた大将軍であるか。真実にその秘密を告げろ」というお尋ねであったが....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
自分らが注意深く集めた情報が無視されたのを知った。エセックスが、ほとんど代行的な
外務大臣の地位を占める形になったのである。いろいろの大使たち――トオマス・ボドレ....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
、市村、千歳の三座かけ持ちにて出勤。 ○四月二十六日より四日間、麻布鳥居坂の井上
外務大臣邸において演劇天覧あり。在京の主なる俳優は殆ど全部出演し、わが劇界空前の....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
わきまえざるものといわなければなりません。さらに、選挙違反の疑い濃厚な者が一国の
外務大臣となり、一国の総理大臣が懲罰委員会にかけられておるという現実を見て、これ....