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「外周〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

外周の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
恐怖城」より 著者:佐左木俊郎
は電報を手にして、じっと電報配達夫の後姿を見送った。電報配達夫は間もなく放牧場の外周を繞《めぐ》っている高い土手の陰に消えた。敬二郎はそこで、放牧場の中に正勝の....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
ある以上には、一方に於てまた勿論《もちろん》芸術家だ。故に詩人と芸術家とは、円の外周に於て切り合うところの、二つの中心を異にする言語である。換言すれば詩人は、表....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
はじめて見ゆるは一一四七年にして、一一五六年大公爵ウラジミル・ドルゴルキイ、市の外周に堀と木塁をめぐらし――。」 第四日。 |朝飯の献立。ズワ・チャイ。アペ....
接吻」より 著者:神西清
いかとびくびくした。…… ある地主の領地の傍を通りかかった時、リャボーヴィチは外周りの植込みごしに庭を覗いてみた。彼の眼にうつったのは、長い、まるで定規みたい....
郷愁の詩人 与謝蕪村」より 著者:萩原朔太郎
、そうした薄暗い家の中で、陰影深く生活している人間の心境とが、句の表象する言葉の外周に書きこまれている。僕らの日本人は、こうした句から直ちに日本の家を聯想《れん....