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外国語
「外国語〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
外国語の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文放古」より 著者:芥川竜之介
したちの受けているのは自活に縁《えん》のない教育じゃないの? あたしたちの習った
外国語じゃ家庭教師も勤《つと》まらないし、あたしたちの習った編物《あみもの》じゃ....
「葱」より 著者:芥川竜之介
廻すようになっている。
ある夏の午後、お松さんの持ち場の卓子《テエブル》にいた
外国語学校の生徒らしいのが、巻煙草《まきたばこ》を一本|啣《くわ》えながら、燐寸....
「少年」より 著者:芥川竜之介
に慇懃《いんぎん》に神を教えるのである。あるいはそれでも知らぬ顔をすると、今度は
外国語の授業料の代りに信仰を売ることを勧《すす》めるのである。殊に少年や少女など....
「私の父と母」より 著者:有島武郎
いたことを記憶している。父はしかしこれからの人間は外国人を相手にするのであるから
外国語の必要があるというので、私は六つ七つの時から外国人といっしょにいて、学校も....
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
山陽が十三のときに作った詩でございます。それで自分の生涯を顧みてみますれば、まだ
外国語学校に通学しておりまする時分《じぶん》にこの詩を読みまして、私も自《おのず....
「弓町より」より 著者:石川啄木
詩人の詩に満足するか否かをいう代りに、次の事をいいたい。――諸君のまじめな研究は
外国語の知識に乏《とぼ》しい私の羨《うら》やみかつ敬服《けいふく》するところでは....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
で見ている男は、これは、早瀬主税である。 何の事ぞ、酒井先生の薫陶で、少くとも
外国語をもって家を為し、自腹で朝酒を呷る者が、今更いかなる必要があって、前世の鸚....
「西湖の屍人」より 著者:海野十三
田仁太郎? そんな名は知らぬぞ」 男はそのとき何やら早口に云ったのだが、なにか
外国語のようでもあり、なんの意味か判らなかった。しかし大竹女史は、喜びの表情をあ....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
ませんでした。何故ならば、僕が同伴して来た三人の将校達は、多分仏蘭西語と思われる
外国語で話をしつづけました。幸か不幸か、仏蘭西語は僕には何のことやら薩張り意味が....
「空襲警報」より 著者:海野十三
うな小さい茶色の硝子筒だった。それには小さいレッテルが貼ってあり、赤インキで何か
外国語がしたためてあった。 「ほう、コレラ菌ですよ……」 国彦中尉は、警官の鼻....
「陽炎座」より 著者:泉鏡花
、しかるべき会社か銀行で当時若手の利けものといった風采。一ツ、容子は似つかわしく
外国語で行こう、ヤングゼントルマンというのが、その同伴の、――すらりとして派手に....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
しかし、いつの世にでも、日本での発見はそのまま世界の発見であり、詩や歌のごとく、
外国語に訳するの要もない。 これらの理由により、科学者たらんとする者のために、....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
して大家だった養父も正に同じ事を歎いたそうである。上京の当時、八郎は舞台近所の或
外国語学家の玄関に書生をしていた。祖父、伯叔父、一統いずれも故人だが、揃って能楽....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
うな幼い希望ではなかった。それ故に軍人志望が空しくなると同時に外交官を志ざして旧
外国語学校の露語科に入学した。その頃高谷塾以来の莫逆たる西源四郎も同じ語学校の支....
「四十年前」より 著者:内田魯庵
に対する渠の註文であった。この方針から在来の女大学的主義を排して高等学術を授け、
外国語を重要課目として旁ら洋楽及び舞踏を教え、直轄女学校の学生には洋装せしめ、高....