多事多難[語句情報] »
多事多難
「多事多難〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
多事多難の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
大正の御代になっての斯十余年は、私共に、諸君に、日本に、はた世界にとって、極めて
多事多難な十余年でありました。
大正元年暮の二十九日、雪の黄昏を眺めた私の心の....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ではない。内外共に未《いま》だ解決せざる問題が充ち満ちている。 前途に倍加する
多事多難を予想せずにはいられますまい。 三十四 すべての人が....
「ジロリの女」より 著者:坂口安吾
。それは金龍が私の一生に残してくれたミヤゲであった。 金龍と私との十年の歳月は
多事多難であったが、又、夢のようにも、すぎ去った。私は多情多恨であり、思い屈し、....