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多数決
「多数決〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
多数決の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ペンクラブのパリ大会」より 著者:宮本百合子
難く、しかもその必要でないという結論は、決して一般の読書人・文化活動者の具体的な
多数決によるものではないのである。 文学に関する国際批評の水準をたかめ、且つそ....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
来ているだけに敏く才覚がめぐるところもあるのはさけがたい。そして、その男の規準の
多数決は「女心」に投じられることも学んでいるのである。 現代の婦人作家の多くが....
「ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
った会場を春のごとく平和にしたのはこの男のおかげである。 弁論の題はこの席上で
多数決で決めることになっている。 各自の抱負をのべること、 科学について、 ....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
実は多数者の共通した限りの政治的見識)と見做される限りそうである。世論は一般に、
多数決の原理によって理解されている。だが多数の原理も亦、多数者の権利を肯定する根....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
会学者らしく頭の整理された人であって、曽つて雑誌に発表したサヴィニーの研究や、「
多数決の原理」の論文は、仲々示唆に富んだものだった。木村氏と喧嘩をしたのは同じ刑....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
伝って、 「進みます。」 と、彼は元気よく立ちあがり、真先にあるき出した。 「
多数決だ。」 大沢は恭一を見て微笑した。すると恭一も淋しく微笑をかえして、うな....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
えたのは、論議もだいたいつきて、座長の田上が、「では、この問題の決をとりたいが、
多数決できめてもいいのか。」と相談をかけた時であった。彼はその瞬間、急に首をもた....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
叫ぶ、 「賛成! 賛成! 」と他のすべてのものが連呼する。 「決を取りますまい。
多数決はつまらぬことでありますから、各自の自由にしましょう」 そう言うて田螺は....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
に皆がならなければならない。 それからもう一つは、いろんなことを決めるときに、
多数決で決めるといっても、これはデモクラシーの原則だから当然だが、政党は同志の集....