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夜立つ
「夜立つ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夜立つの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新世帯」より 著者:徳田秋声
もって……。」と帯の折れていたところを、キュと仕扱いてポンと敲いた。 「じゃ、今
夜立つかね。」新吉は女の目を瞶めて、「私送ってもいいんだが……。」 「いいえ。そ....
「一本の花」より 著者:宮本百合子
ずいる。それはと云えば、正気は失っても、その尖端が拒絶するからだ。 幸子が、昨
夜立つとき、 「大丈夫?」 と訊いた、朝子は、ひとりでに、 「大丈夫でなくても、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
二フィートの巨馬像で、面積二エーカーほどあり。『北※瑣談』二に東山に七月十六日の
夜立つる大文字の火唐土にもなしと孔雀先生も書き置かれたり、横の一画二十九丈、左の....
「「黄銅時代」創作メモ」より 著者:宮本百合子
. を立ち、サンフランシスコ着 二十七日 Thanksgiving Day.
夜立つ 二十九日 シアトル。部屋で dinner 十二月 一日 船の手つづき....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
三月二十三日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 目白より(はがき)〕 三月二十三日。今
夜立つところ汽車に寝台がなくて、くたびれているので明日の午後三時に立ちます。いよ....
「森の石松」より 著者:山中貞雄
ん、今夜はゆっくり休んで、明日の朝早くお立ちなさいよ……ね」 「いや、矢張り今
夜立つよ」 七五郎が、 「石松、話があるンだ」 「改まって、どうしたんだい....