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「夜顔〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

夜顔の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自画像」より 著者:寺田寅彦
た絵のように見えて来た。人と対話している時に顔の陰影と光が気になって困った。ある夜顔色の美しい女客の顔を電燈の光でしみじみ見ていると頬や額の明るい所がどうしても....
ことの真実」より 著者:宮本百合子
ることは、著者そのひとが脱出の夜良人に向っていった言葉であきらかにされている。日夜顔をあわせている女同士で自分が八百円に売ってやった衣類の、二百円を天びきに相手....
我が人生観」より 著者:坂口安吾
の由起しげ子はトマサンの往時については空想的にしか知るよしもなく、偶然|巴里で一夜顔を合わせた程度で、トマサンの為人を理解できる筈はない。 しかし、「トマサン....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
Bona-nox Bojer)で、これは夕顔の名を冐しているが、その正しい称えは夜顔(田中芳男《たなかよしお》氏命名)である。そして本当の夕顔は瓜類の夕顔(La....