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夢か現か
「夢か現か〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
夢か現かの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「水害雑録」より 著者:伊藤左千夫
とく思われたけれど、一睡の夢の間にも、豪雨の音声におびえていたのだから、もとより
夢か現かの差別は判らないのである。外は明るくなって夜は明けて来たけれど、雨は夜の....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
がわざわざ起きて来て下さいました。宗匠は夢でも見たのだろうとおっしゃいましたが、
夢か現か自分にもはっきりとは判りませんでした。それから再び枕につきましたが、どう....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
語か詩を読むのである。のちにはその書物を取り落として、空想にふける。そうなると、
夢か現か区別がつかない。向うの壁がはっきりとわかってきて、あさ日の光りに明かるく....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
ぐるさえ無益しくは考えつつも、何御用ぞと行って問えば、天地|顛倒こりゃどうじゃ、
夢か現か真実か、円道右に為右衛門左に朗円上人|中央に坐したもうて、円道言葉おごそ....