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「夢占〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

夢占の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
道理ありというべし。一八六五年板、シーフィールドの『夢の文献および奇事』二巻附録夢占字典にいわく、女がバシリスクを産むと男が夢みればその男に不吉だが、女がかかる....
源氏物語」より 著者:紫式部
て、近ごろは急に別れた女の子を思うようになったのである。ある夢を見た時に、上手な夢占いをする男を呼んで解かせてみると、 「長い間忘れておいでになったお子さんで、....
源氏物語」より 著者:紫式部
「そんなふうに世間でたいそうに申されるようなことでもございません。この春大臣が夢占いをさせましたことが噂になりまして、それからひょっくりと自分は縁故のある者だ....
源氏物語」より 著者:紫式部
いなどと思って、まだ見なかった日よりもいっそう恋しがっていた。今になってはじめて夢占いの言葉が事実に合ったことも思われたのである。最愛の娘である女御にだけ大臣は....
夢占」より 著者:楠山正雄
もうこののち海を渡って淡路へ行くことを、思い止まらせてやろうと考えて、でたらめな夢占をたてました。それは、頭に草が生えたとみたのは、かりゅうどの矢が首に当たる知....
迷信解」より 著者:井上円了
にては亀卜の法があるも、わが国にては今日これを用うるものはない。銭占い、歌占い、夢占い等をかぞえきたらば、その種類もすこぶる多きも、今まず易筮を挙げてほかを略す....
三国志」より 著者:吉川英治
に角が生えたという奇夢であった。 それを趙直に話したところ、趙直は非常に明快に夢占を解いてくれた。 「麒麟の頭にも角がある。蒼龍の頭にも角はある。凡下の者が見....
私本太平記」より 著者:吉川英治
みましょうず」 「では、はや元日か。さても、おもしろい年を越えたな。今年は初春の夢占もよからん気がするぞ。なあ右馬介、もう寝るまもあるまい。宿所へ戻って、若水で....
私本太平記」より 著者:吉川英治
た。 「吉か凶か」 天皇は独りいわれた。 やがて、玉音しずかに、 「たれぞ、夢占を立ててみい。その夢とは……」 と、次には一同へ向って、ゆうべの夢の“夢も....