大乗院[語句情報] » 大乗院

「大乗院〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大乗院の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
応仁の乱」より 著者:菊池寛
時代には、十三度も徳政令を出して居る。 「九月二十一日、就中土一揆|乱焼失」(『大乗院寺社雑事記』) 加るに鎮圧に赴いた将士の部下が、却って一揆に参加して諸処....
雪の宿り」より 著者:神西清
したため、百余合のうち六十二合は無事に助け出すことが叶いました。それは只今当地の大乗院にお移ししてございます。先日もそのお目録のお手伝いを致したところでございま....
くぐつ名義考」より 著者:喜田貞吉
、アルキ横行(或いは単に横行)、アルキ神子、アルキ白拍子などの名称が中古に存し(大乗院寺社雑事記、本誌四巻一号六頁)、その土着したものに後世まで行筋なる名称が遺....
手長と足長」より 著者:喜田貞吉
摂政・左府・下官・内府等、皆手長之。 吾妻鏡、康元二年二月二日条、 仲家役送。大乗院寺社雑事記、文明十二年七月二日条、 寺務前手長。 など、この外にも所見....
サンカ者名義考」より 著者:喜田貞吉
った訳ではない。蔭涼軒日録文正元年二月八日条には、有馬温泉場の坂の者の名も見え、大乗院寺社雑事記には応仁・文明頃の奈良|符坂寄人の事を坂衆・坂座衆、或いは坂者な....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
雑事」の裏書というものによってもっぱら書いた。書く自信をつよめられた。 これは大乗院の僧|朝舜の知人和田某が、湊川合戦の直後(約一ヵ月後)神戸へ出むき、同地で....
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
れて、新たに名もないものが頭を持ち上げて参りました。これについて面白い記事が奈良大乗院の日記にあります。「近日は土民・侍の階級を見ざる時なり。非人三党の輩たりと....
賤民概説」より 著者:喜田貞吉
念仏を申して報謝の手の内に生きるのである。この鉦打は鉢叩きの徒と同じく、「興福寺大乗院寺社雑事記」には、七道の者と称する中に収め、唱門師たる非人頭支配の下に属す....
俗法師考」より 著者:喜田貞吉
とにその数が増してきて、ついには声聞と呼ばれる一階級をなしたものと解せられる。『大乗院寺社雑事記』には、多くの場合単に「唱門」(あるいは声聞とも)とのみあって、....
融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
国時代の如き乱世には、力量次第でいかようともなったのであります。かの奈良の興福寺大乗院の尋尊僧正の述懐に、「近日は土民侍が階級を見ざるの時なり、非人三党の輩とい....