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大仕掛
「大仕掛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大仕掛の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
なる山中に立て籠っていると聞いてさえ驚かされたのに、彼等はどこから運搬したものか
大仕掛の土木工事を行い、而も工事は既に終ったという説をセントー・ハヤオなる人物か....
「空中墳墓」より 著者:海野十三
それっきり消息を断ってしまった、というのでしたね。各新聞社の蹶起を先頭として続々
大仕掛けの捜査隊が派遣せられ、凡そ一年半近くも蒙古、新疆、西蔵、印度を始め、北極....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
とともに聞えて来、その度毎に、地下道の壁がビリビリと鳴りわたった。 このような
大仕掛けの地下室というよりは、寧ろ地下街というべきところは、いつの間に造られ、一....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
しています。大昔も、炭鉱で海底にいて出るのもありましたね。 ああいうものがもっと
大仕掛になったのです。人も住んでいます。街もあります。海底トンネルというのが昔、....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
根夫は好奇心を強くした。ハイロに案内されて、そこへ下りていってみると、その工場の
大仕掛けなのにおどろいて、思わず「あッ、これは……」と叫んで、あわてて口をとじた....
「海底都市」より 著者:海野十三
大造船所《だいぞうせんじょ》みたいなところへ出た。 原子エンジン こんな
大仕掛な造船所を、いまだ見たことがない。しかも地上にあるのならとにかく、海底の国....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
の準備をしてから、魔の空間を襲撃するのです。ただし研究班をつくるには、そうとうに
大仕掛のものでなくては役に立ちませんよ」 帆村は、いつになくおしつけるような口....
「怪塔王」より 著者:海野十三
械などが、たくさん並んでいましたが、これもまた別に怪塔ロケットに備っているほどの
大仕掛のものではありませんでした。 これで見ると、大利根博士は、やっぱり尊敬す....
「活動写真」より 著者:淡島寒月
かくに筋や見た眼が同一に陥りやすくて面白味がない。けれども探偵物となるとさすがに
大仕掛で特色を持っている。しかしこれらの探偵物は、ただほんのその場限りの興味のも....
「火星の芝居」より 著者:石川啄木
人残らず見物しなけやならん憲法があるのだから、それはそれは非常な大入だよ、そんな
大仕掛な芝居だから、準備にばかりも十カ月かかるそうだ』 『お産をすると同じだね』....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
いのと一所に、荷車に積んで、三人で、それは畷の本道を行きます。太神楽も、なかなか
大仕掛なものですな。私の居た畷へ入って来たその二人は、紋着のと、セルの袴で。……....
「ピストルの使い方」より 著者:泉鏡花
りがある位ですもの。美術家の何とか閣が檜舞台へ糶出さない筈はないことよ。 作は
大仕掛な、床の間の置物で、……唐草高蒔絵の両柄の車、――曳けばきりきりと動くんで....
「四十年前」より 著者:内田魯庵
が機会となって伊井公侯の提撕に生じたのだから、社会的には今日の新劇運動よりも一層
大仕掛けであって、有力なる縉紳貴女を初め道学先生や教育家までが尽く参加した。当時....
「西航日録」より 著者:井上円了
まねく共和の五十州を照らしている。) 一日、市外コネー島に遊ぶ。わが浅草公園の
大仕掛けなるものにして、あらゆる見せものここに集まる。売卜、人相見の店もここにあ....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
ともに路傍に立ち小便をなすために、往々臭気のはなはだしきを感ず。毎日電車を用いて
大仕掛けの水まきをなす。これ、他にいまだ見ざるところなり。リマおよびその付近の者....