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大伯母
「大伯母〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大伯母の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「洋灯」より 著者:横光利一
二番目で、四人もあるその伯母たちの子供らが、これがまたそれぞれ沢山いた。一番上の
大伯母は、この村から三里も離れた城のある上野という町にいたが、どういうものだか、....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
に、弟が派手な存在であったのだ。弟は母の容貌に似ており、愛くるしく気品があった。
大伯母や叔父達はみな弟をかわいがった。 「アンダウマレノミコト、って知ってる?」....
「千世子(二)」より 著者:宮本百合子
暮して居る。 千世子の家とはかなり親しいんで千世子なんかもちょくちょく行った。
大伯母さんと千世子なんかは呼んで居た。三十八九の時、信二をもったので息子の年の割....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
持っていたが、彼女の息子たちは自然その相続者であった。三人のうちの末の子は一人の
大伯母《おおおば》から十万リーヴルのいい年金を継ぐことになっており、二番目の子は....
「水鳥亭」より 著者:坂口安吾
一匹のイワシを娘に食べさせるのも惜しいんですね。この御飯は、克子のために、田舎の
大伯母さまが届けて下さるお米ですよ。あなたは、それを食べているではありませんか」....
「桜の園」より 著者:神西清
前は、ひと休みしたら、ヤロスラーヴリの伯爵夫人のところへ行ってみるんだな、お前の
大伯母さんだからね。といった工合に、三方から運動すれば――もうこっちのものだ。利....
「地上」より 著者:島田清次郎
。親爺にとっても従妹、己にとっても従妹、己の生母は親爺の叔母、己には母でそうして
大伯母――どうしたことだ! こりかたまった罪業の罰が己の不幸な生涯に負いかかって....