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大伯父
「大伯父〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大伯父の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「根岸お行の松 因果塚の由来」より 著者:三遊亭円朝
した子で、岩次、これがかね/″\お前にも話した根岸の伯父さんッてえので、お前には
大伯父さんだから、よく御挨拶をなさい、柄ばかり大きゅうございますが、田舎で育った....
「バルザックについてのノート」より 著者:宮本百合子
を生彩をもってかいている。 きょうのブルターニュのマーキの人々のひいじいさんや
大伯父たちが、木菟党について知っており、又その子孫たちがこの物語をもっていること....
「千世子(二)」より 著者:宮本百合子
揉み消してしまいたく思われた。 (三) もう十年ほど前に亡《な》くなった
大伯父の一人っ子に男《おとこ》の子がある、十八で信二《しんじ》って云う。 大伯....
「杜松の樹」より 著者:グリムヴィルヘルム・カール
した。 「ねえ、」とお母さんが言った。「あの子は田舎へ行きましたの、ミュッテンの
大伯父さんのとこへ、暫く泊って来るんですって。」 「何しに行ったんだい?」とお父....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
だかは神にしかわかりません。彼の身内には音楽家は一人もいませんでした。ただ一人は
大伯父《おおおじ》だけが例外でした。この
大伯父は多少調子の違った人物で、田舎《い....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ない。」と伯母《おば》は叫んだ。彼女はジルノルマン氏の言葉を聞いたような気がし、
大伯父《おおおじ》と甥《おい》の子とからほとんど同じように力をこめて言われた女と....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
ろでむだなことだった。ジルノルマン氏は爪《つめ》の先まで祖父ではあったが、一点も
大伯父たるところはなかった。
実のところ、彼は才智をそなえていてふたりを比較し....
「話に聞いた近藤勇」より 著者:三田村鳶魚
ないが、竹刀を持って立ち合ってみても、その人の根性が出ないことはありません。私の
大伯父になります谷合量平というものがございまして、それも近藤の剣術の話を致しまし....
「雪の透く袖」より 著者:鈴木鼓村
、この地に着いて、偶然私は憶出したのは、この米沢の近在の某寺院には、自分の母方の
大伯父に当る、某といえる老僧が居るという事であった。幸に私は一日の閑を得たので、....
「夜の道づれ」より 著者:三好十郎
ズーッと考えて見たんだけど、そんなものはない。いいえ、もし、僕のおじいさんか、
大伯父さんに精神病の人が有つたのだつたら、僕はかえつて安心したでしよう。その遺傳....