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大使
「大使〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大使の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
す。ドイツ側はどうでありましたか。たしか去年の秋のことでした。トルコ駐在のドイツ
大使フォン・パーペンがドイツに帰る途中、イスタンブールで新聞記者にドイツの戦争目....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
無論、表面だけのことであった。東京と、華府との二ヶ所では、政府当局と相手国の全権
大使とが、頻繁に往復した。外交文書には、次第に薄気味のわるい言葉が織りこまれて行....
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
ことである。若い声だが、原稿をとちるところなど老衰が見えるようである。 ドイツ
大使スターマー氏も声明を発表した。「ヒットラー総統は死んだ」から始まって、総統が....
「火星探険」より 著者:海野十三
友の後姿と火星人の様子とを見くらべるのに忙しかった。 初会見 三人の少年
大使は、やがて進めるだけ進んで、火星人の群の前に立ち停《ど》まった。 あとで山....
「戦時旅行鞄」より 著者:海野十三
もに、必要に応じて、金博士をおびき出すこと。 (二)あらゆる好餌を用意して、某国
大使館の始末機関の借用方に成功し、その上にて該機関を用いて金博士を始末すること。....
「英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
した。奥さんも、御心配でしょう。御主人の御本復を祈ります。じゃあ、ロンドンの中国
大使館へは、私の方から取調べ票を送って置きますから」 「はい、どうもありがとうご....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
かるとは何事だというのであった。 しかしわが大日本帝国が世界の安全をあずかる重
大使命を有するかぎり、すすんで宇宙戦の準備をしなければならぬ責任がある。だからこ....
「火星兵団」より 著者:海野十三
されていないさ。大江山捜査課長にでも聞いてもらうんだね。しかし新田先生。わしは重
大使命を帯びて、こうして火星人に近づいているんだ。わしは今、命がけで仕事をやって....
「火薬船」より 著者:海野十三
「ポーニンが、金|儲けだけに、うき身をやつしているとは思われませんねえ。イギリス
大使からの内報をよんでも、単に、それだけの人物とはおもえない」 席上では、誰も....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
、彼等と運命を共にしたのではあるまいか。もし、そうだったら帝国の安危にかかわる重
大使命はどうなるというのだ。 闇夜の試運転 予定からちょうど二十四時間も....
「寺内の奇人団」より 著者:淡島寒月
泰を計るであろうとのことであったということです。 今浅草寺ではこのお狸様を鎮護
大使者として祀っています。当時私の父椿岳はこの祠堂に奉納額をあげましたが、今は遺....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
ら乗船して大連を経て入露の行程に上った。その途上小村外相の帰朝を大連に、駐日露国
大使マレウイチの来任を哈爾賓に迎えて各々意見を交換した。これらの会見始末は精しく....
「二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
れる心地がして意気満盛、恐らくその心事に立入って見たら新聞通信員を踏台として私設
大使を任ずる心持であったろう。が、二葉亭の頭は活きた舞台に立つには余りに繊細|煩....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
、相会するを得ざりしは遺憾なり。ロンドン寓所を友人サンマース氏の宅に定む。午後、
大使館を訪う。 七月九日(日曜)、晴れ。昨今ロンドンの気候は、あるいは暑く、あ....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
年か忘れたが、緒方大将一行が兵器視察のため欧州旅行の途中ベルリンに来られたとき、
大使館武官の招宴があり、私ども駐在員も末席に連なったのであるが、補佐官坂西少将(....