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「大別〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大別の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
高野聖」より 著者:泉鏡花
ちの生命《いのち》に別条はないが、先方様《さきさま》の形相《ぎょうそう》。いや、大別条《おおべつじょう》。 (ちょいとお願い申します。) それでもしかたがない....
鶴は病みき」より 著者:岡本かの子
も遊びに来るんでしょう、東京生活よりお客が多いくらいです。」麻川氏「お客の種類は大別してどんな人達ですか。」私「………………。」麻川氏「いやあ、僕にひと様のお客....
近時政論考」より 著者:陸羯南
祖伝来の戎器を貯蔵して時機を俟ちたる、これ当時一般の状態にあらずや。試みに全国を大別してこれを観察せんに、新しき政事思想を抱きて国事を吟味するものは文明の中心た....
運命」より 著者:幸田露伴
台反す。二十年永楽帝、阿魯台を親征す。二十一年建文帝|章台山に登り、漢陽に遊び、大別山に留まりたもう。 二十二年春、建文帝東行したまい、冬十月|史彬と旅店に相....
油絵新技法」より 著者:小出楢重
在所持しているものの中でも、あるいはその他でもっとも多く見受けるガラス絵の種類を大別すると、純国産ともいえるところの浮世絵末期的なる職人芸術であるところの美人、....
書籍の風俗」より 著者:恩地孝四郎
装綴については之を省いて触れることをしない。 現在行われている洋式装本をみるに大別して三種である。即ち、略装、本装、華装だ。猶、この外に仮装を分ける方がいい。....
馬琴の小説とその当時の実社会」より 著者:幸田露伴
ろうかといいますと、便宜上その答案を三つに分けて申しますが、馬琴の小説中の人物は大別すれば三種類あるのでして、第一には前に申しました一篇の主人公や副主人公やその....
妖怪学」より 著者:井上円了
いは不思議と称す。その種類、民間に存するものいくたあるを知らずといえども、これを大別すれば左の二種となる。 ┌物理的妖怪 妖怪┤ └心理的妖怪 物理的....
妖怪学一斑」より 著者:井上円了
相合するということについては、これを仮に偶合もしくは偶中と申します。今この偶合を大別して、空間上の偶合と時間上の偶合の二種といたします。空間上の偶合というのは、....
妖怪研究」より 著者:井上円了
たの種類ありし。現今、俗間に存するもの幾種あるを知らずといえども、しばらくこれを大別して二大種となす。すなわち、その第一種は内界より生ずるもの、第二種は外界に現....
妖怪玄談」より 著者:井上円了
またの種類ありて、現今俗間に存するもの幾種あるを知らずといえども、しばらくこれを大別して二大種となす。すなわち、その第一種は内界より生ずるもの、第二種は外界に現....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
置かないと分らん事があるから、ここでその内部の大略だけ申して置きます。セラ大学を大別すると三つになって居るので、一つはジェ・ターサン、一つはマエ・ターサン、もう....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
法然、親鸞、日蓮、道元らの諸祖の新興仏教の出たのもこのためであります。 仏教を大別して、聖道門と易行門とに二分します。聖道門は修業的、易行門は信仰的の区別はあ....
融和問題に関する歴史的考察」より 著者:喜田貞吉
むをえぬことでありました。 徳川時代も中頃以後には、当時の賤民と言われた人々を大別して、「エタ」と「非人」とに分けておりました。もっともこれは江戸の弾左衛門の....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
も遺憾なく使用せられる。故に戦争遂行の手段として武力および武力以外のものの二つに大別出来る。 この戦争の手段としての武力価値の大小に依り戦争の性質が二つの傾向....