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「大前提〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大前提の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
ビジテリアン大祭」より 著者:宮沢賢治
論法の典型であります。まず博士の神学を挙げて二度これを満場に承認せしめこれを以て大前提とし次にビジテリアンがこれに背《そむ》くことを述べて小前提とし最後にビジテ....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
自由詩は自由詩でなく、それ自ら定形詩になるであろう。即ちこの奇妙な研究は、思想の大前提の中に結論の否定を予期している。) 諸君の頭脳を明晰《めいせき》にせよ!....
盗まれた手紙」より 著者:佐々木直次郎
いて、媒辞が両方の前提ともに不周延である誤謬をいう。「すべての馬鹿は詩人である(大前提)。彼は詩人である(小前提)。ゆえに彼は馬鹿である(結論)」というこの総監....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
達されるならば、というのが、行動の上に適当な結果を及ぼすような確信の意味ならば、大前提は認められようが小前提は否定される。結論すなわち真理の全能ということはもち....
恐怖の季節」より 著者:三好十郎
で下等だ。それが立派そうに見えるだけに尚のこと下等だ。と言うのは、作者は、作品の大前提として、又作品の基調として、この夫の男を全く許しがたく否定しており、この伸....
「冒した者」について」より 著者:三好十郎
品だ。 次に、私はこの作品の中からこれまでの戯曲のすべてに在った演劇的な約束や大前提を投げ捨ててしまった。これまでの戯曲ではその戯曲をよく読みその演劇をよく見....