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「大司馬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大司馬の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
李陵」より 著者:中島敦
、遺詔《いじょう》によって侍中奉車都尉《じちゅうほうしゃとい》霍光《かくこう》が大司馬《だいしば》大将軍として政《まつりごと》を輔《たす》けることになった。霍光....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
れてから見ると其の一人は石に化していたというのである。 怪比丘尼 東晋の大司馬|桓温は威勢|赫々たるものであったが、その晩年に一人の比丘尼が遠方からたず....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
飛び去ったが、そのあとには血のしずくが流れていた。それをどこまでも追ってゆくと、大司馬の役を勤める李氏の邸に入り、台所の竈の下へ行って消えたように思われたので、....
三国志」より 著者:吉川英治
ほくそ笑んだ。そしてまた、或る時、帝に近づいて献策した。 「この際、李※の官職を大司馬にのぼせ、恩賞の沙汰をお降し下さい――目をおつぶり遊ばして」 李※は、煩....
三国志」より 著者:吉川英治
眼にも漢朝はあったけれど、その朝門にある曹操は眼中になかった。 孫策はひそかに大司馬の官位をのぞんでいたのである。けれど、容易にそれを許さないものは、朝廷でな....
三国志」より 著者:吉川英治
で、辞句荘重を極めている。朝廷はその秋ただちに、劉備玄徳にたいして、 「漢中王領大司馬」の印綬を贈った。 「なに、むかし蓆を織っていた凡下が、ついに漢中王の名を....
三国志」より 著者:吉川英治
正式の文書が取りかわされた。 魏ではこのところ、ふたりの重臣を相次いで失った。大司馬曹仁と謀士賈※の病死である。いずれも大きな国家的損失であった。 「呉が蜀と....
三国志」より 著者:吉川英治
凌ぎを考慮し、かつ一ヵ月余の食糧を持って滞陣していた。 魏の四十万騎は、曹真を大司馬征西大都督にいただき、司馬懿は大将軍副都督に、また劉曄を軍師として壮観極ま....