大和錦[語句情報] » 大和錦

「大和錦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大和錦の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
から出て来ました女はお小姓姿、文金の高髷、模様は確と分りませんが、華美な振袖で、大和錦の帯を締め、はこせこと云うものを帯へ挟んで居ります。器量も判然分りませんが....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
解くと、中から出たものは、さのみ意外なものではありません。ただ、眼もきらびやかな大和錦《やまとにしき》、それから紅白の緞子《どんす》。一巻ずつそれを御丁寧に取揃....
塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
助に話をして、当日だけは着せて遣りたいと云う。多助は袴羽織でお花は縫模様の振袖と大和錦の帯を締め、髪は文金の高髷にふさ/\と結いまして、少し白粉も濃く粧けまして....
空罎」より 著者:服部之総
十七条 銅、刀剣類同断、付属の小道具類、甲冑並びに弓、鉄砲、馬具その他の武器、大和錦は商人より売渡方を許さず。 など、諸藩にたいする幕府の優越権は細心に配慮....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
にて、名人小団次の女房役者として世に知らる。 ○三月、中村座の二番目に新作「偽織大和錦」を初演。仲蔵の馬子丑蔵が田舎訛りのベエベエ詞のゆすり場、大好評。 ○片岡....