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大夏
「大夏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大夏の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
》とも呼んだ、キリストの大弟子中|尊者《サン》トメ最も長旅し、メデア、ペルシア、
大夏《バクトリヤ》、インド、エチオピアまた南米までも教化したと言う、いわゆる南イ....
「芸術と数学及び科学」より 著者:三上義夫
植民地であり、ギリシア人の勢力が最も長く維持されたバクトリア、すなわち支那でいう
大夏の国のごときはその歴史から考えて多くギリシアの文化を東方へ伝播したであろう、....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
じだと思う。ギリシア劇はアレキサンドロスの東征のころから紀元後へかけて北インドや
大夏やペルシアで盛んに行なわれた。
大夏はギリシア人の建てたバクトリア国で、中央ア....
「三国志」より 著者:吉川英治
わけはない。――浅慮に彼の罠へ士卒を投じるの愚をなすな。幸いなるかな、ときは今、
大夏のこの炎天。われ出でず戦わず、ひたすら陣を守って日を移しておるならば、彼は、....
「三国志」より 著者:吉川英治
所へ、魏軍三万の張※、戴陵はほとんど鎧袖一|触の勢いでこれへ当ってきた。 時は
大夏六月。人馬は汗にぬれ、草は血に燃え、一進一退、叫殺、天に満つばかりだった。 ....