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大婆
「大婆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大婆の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
すきで寝ていたくても寝ていられないと朝おきるのだろうと思うと可笑しい。そっちだけ
大婆さんになる法はないでしょうか。
ああ、この間白揚社からブックレビューをして....
「桂馬の幻想」より 著者:坂口安吾
れる様であった。 「よくできとるじゃないか。どうも、お見それしたな。オレも先祖の
大婆サンに会ってるような気がしてきたよ」 野村はシャッポをぬいだ気持であった。....
「九段」より 著者:坂口安吾
よ」 という。なるほど、婆さんのユカタなら私に合うわけだ。五尺五寸五分とかいう
大婆さんなのである。 婆さんと酒をのんで酔っ払い、じゃア、サヨナラと自動車をよ....
「ここが楢山」より 著者:小津安二郎
がもう楢山だと思っているらしい。 若いころの母は大女の部類で、今でも年の割には
大婆の方である。負ってはみないが重そうである。 たらちねの母を背負いてそのあまり....