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「大学予備門〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大学予備門の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
たのを己《おの》れを討つ企てと誤解して伯父を殺したと作り替えたと知らる。 予、大学予備門で習うた誰か英米人の読本にも類話があったが忘れしまった。その時講師たり....
落第」より 著者:夏目漱石
ども居って、僕は正則の方に居たのだが、柳谷卯三郎、中川小十郎なども一緒だった。で大学予備門(今の高等学校)へ入るには変則の方だと英語を余計やって居たから容易に入....
私の経過した学生時代」より 著者:夏目漱石
き出されて、その儘《まま》一時間位立往生したようなことがよくあった。 これは、大学予備門の入学試験に応じた時のことであるが、確か数学だけは隣の人に見せて貰った....
田沢稲船」より 著者:長谷川時雨
淑したとある。芝に生れた尾崎紅葉とは、二中の時おなじ学校で、紅葉が三田英学校から大学予備門にはいると、二級の時に美妙斎が四級にはいり、旧交があたためられて、二人....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
るもの六十余人あり。つぎに当地の中学校を参観す。校長スコット氏は今より三十年前、大学予備門の教師にして、余も二年間その教授を受けたることあり。午後、今村氏の案内....