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大学寮
「大学寮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大学寮の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
ありますから、漢文の読み方を学ぶ場合には支那音で発音しておったと思われます。現に
大学寮に支那人が来ておったのでありますから、そういうことはあったと思います。かよ....
「日本天変地異記」より 著者:田中貢太郎
ざりし夜、亥の時ばかり、都の巽より火出で来りて、乾に至る。はては朱雀門、大極殿、
大学寮、民部省まで移りて、一夜の程に塵灰となりにき。火本は樋口富小路とかや、病人....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
大伴ノ宿禰御行! 綾麻呂 あるいはまた、その一人息子、文麻呂の出世を妨げんとて、
大学寮内よりこれを追放し、より条件の悪い別曹、修学院などへと転校せしとめたる我等....
「無月物語」より 著者:久生十蘭
についていたが、泰文だけは異例で、若いころから数理にすぐれて、追々《おいおい》、
大学寮の算博士《さんはかせ》も及ばないような算道の才をあらわした。大蔵卿になって....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
して特別の名に呼ばれた事と見えます。余戸は諸国にあるのみではありません。昔の京の
大学寮の古図を見ますと、その敷地の西北隅に一区画をなして、「余戸」と書いてありま....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
ならず、京都の大きな官署内にも寓居して、雑工・駆使・掃除等に従事していたことは、
大学寮の古図に余戸の一区が画されているのによって察せられる。南北朝から室町時代の....