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大学校
「大学校〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
大学校の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「人間失格」より 著者:太宰治
……」 「本気で、そんな事を言っているのですか? いまのこの世の中に、たとい帝国
大学校を出たって、……」 「いいえ、サラリイマンになるんでは無いんです」 「それ....
「後世への最大遺物」より 著者:内村鑑三
の生涯の解釈から申しますると、この生涯はわれわれが未来に往く階段である。ちょうど
大学校にはいる前の予備校である。もしわれわれの生涯がわずかこの五十年で消えてしま....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
りで、綺麗な花嫁のお繁さんと一緒に奥の方の離れにいた。士官学校の教官をして、陸軍
大学校の入学準備をしていたのだ。 女中どもは僕を越後の若様と言った。そして僕が....
「梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
事見ていた。櫛田神社の境内では大道手品に人だかりがしていた。 筥崎松原にはまだ
大学校が無かった。小鳥が松の梢一パイに群れていたり、鼬が道を横切ったりした。少々....
「現代小説展望」より 著者:豊島与志雄
、吾々に種々の社会面を見せてくれる。牧場地のこと、甘庶栽培地のこと、それから或る
大学校のこと、富豪ワーナー氏の家庭のこと、次に石油発掘から会社経営のこと、財界の....
「勉強記」より 著者:坂口安吾
ようとしていた。「近代」が、また「今日」が、始まろうとしていたのである。 涅槃
大学校という誰でも無試験で入学できる学校の印度哲学科というところへ、栗栖按吉とい....
「金銭無情」より 著者:坂口安吾
けど、ムキになつて、それでちやんと、宇宙と日本のツヂツマが合ふんだからネ、日本の
大学校の哲学てえものは自在チョウホウな細工物なんだなア。いつたい、あなた、思索す....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
からである。 春画を見るとき、どんな顔付をすべきか、というようなことは、どこの
大学校でも教えてくれないだろうが、大人物ともなれば、悠揚せまらぬ春画の見方という....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
な。OKなどとはもッての外で、シャレた名にふさわしいところは一ツのない。バンカラ
大学校の校内のバラック食堂だと思えばマチガイない。一流の商店街にこういう店が電燈....
「智恵子の半生」より 著者:高村光太郎
り長沼家に長女として明治十九年に生れ、土地の高女を卒業してから東京目白の日本女子
大学校家政科に入学、寮生活をつづけているうちに洋画に興味を持ち始め、女子大卒業後....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
冊ほど送って下さいませんか。それからまことに恐れ入りますが、一冊を小石川日本女子
大学校松柏寮内倉田艶子に送って下さいませんか。なにとぞお願いいたします。私は二、....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
。外に足利学林がある。大宮学林(熱田)がある。とにかく学問としての仏教を各宗共に
大学校をおいて研究している。日本で一宗派を開くに一切経を読みこなして、仏一代の教....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
く心服せしめたものであろうと思われる。
この部落からして沢山なラマがチベットの
大学校へ修行に来ますが、それはガンデン、レブン、セラ、ツァン州のタシ・ルフンプー....
「西航日録」より 著者:井上円了
各寺院において行いたきものと思うなり。 ある日再びリーズ市に至り、同地なる工業
大学校を訪い、図らずも奥田早苗氏ほか三名の日本学生に面会するを得。五人相対して午....
「戦争ジャーナリスト論」より 著者:戸坂潤
そこには数限りのない「戦争ジャーナリスト」の予備軍を発見することが出来よう。陸軍
大学校の出身ならば一通りの戦術論や戦史に関する原稿は書けるだろうし、多少文章が今....