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「大尾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

大尾の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古代国語の音韻に就いて」より 著者:橋本進吉
だものですから、不徹底な所があったろうと思います。これで終ることに致します。 (大尾) 講演速記であるため、読んでは意味の通じない所が多く、かなり手を加えたが....
幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
恐れがあると思い顎の笑靨を消して了って其の代りに頬の笑靨を作りました。之が手術の大尾でした。 「私の斯る手術で、第一号の顔形にある輪田夏子が第二号の顔形にある松....
谷より峰へ峰より谷へ」より 著者:小島烏水
が幹も梢も痩せ細って、石の間に挟まっている、穂高から焼岳へとつづく間の、岳川岳の大尾根は、小槍の穂先のような岩石が尖り出て、波をうって西の空へと走っている、その....
漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
味の遺伝」で時間がなくて急ぎすぎたから今度はゆるゆるやる積です。もしうまく自然に大尾に至れば名作、然らずんば失敗、ここが肝心の急所ですからしばらく待って頂戴。出....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
お忍び御幸の事、という短文がある。それを取材にして、平家物語の著者が、あのような大尾の大文章を物したものだという。とすると、古典平家の著者も、よほど小説的構成と....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
颯と頭を擡げた、今にも動き出すかと想われる大山岳である。 三ツ岳から南、国境の大尾根は幾重の雲が搦み合い重り合って、遠い空の極てに銅色を帯びた雲の峰が強い日光....